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こんにちは。レヴァンテの星川です。

初代iPadの発売以降、電子書籍関連の分野は様々なトライがされてきましたが、
ご存じの通り、「勝ち組」と言える事例は未だ出てきていないのが現状です。

4月に入ってアマゾンCEOのジェフ・ベゾスが年内に日本参入を発表する、と
明言しましたが、これも劇的に状況を変えるものではないでしょう。

個人的には電子書籍がビジネスとして成立するには、まだ何年もかかるし、
更に何らかの技術的ブレイクスルーが必要だと考えています。

まあ、電子書籍に関する細かいお話はまた別の機会に譲るとして、
どうなるか分からない黒船に振り回されるよりは、 私はこう思います。

「当面はもっと紙媒体を売る、伝えるための努力をするべき」

自分たちで本の販売をしている訳ではないので、素人が何も知らない癖に!とお怒りの向きも
あるかもしれませんが、まあ、我慢して聞いてください。

ここで言う紙媒体とは、実際の書籍が分かり易いので本の販売について書きますが、
カタログや商品パンフレット、企業・学校案内、 観光案内など無料の印刷物も
「もっと知られよう」という基本的な方法論は同じです。

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低成長の時代になり、売上を上げることが難しくなっているのは何も本に
限ったことではありません。

そんな状況でも成長を続けている通販で売上をあげているサイトでは、
少しでも買ってもらう為に様々な努力をしています。

例えば、着てみないとサイズが合うかどうか分からないアパレルでは 、
細かい採寸をしたり、生地の質感が分かる写真を用意してなるべく商品の魅力を伝えようとしています。

また、通販では売りにくい靴などは、採寸に加えて返品無料というサービスも登場しています。
http://www.locondo.jp/shop/app/info/content_page/init/about/

メガネなども通販で買いにくい商品でしたが、「レンズ交換券」でリアル店舗との連携をうまく
使っている ようです。
http://info.jins-jp.com/guide/01/page04_2.html

上記の例に比べると、本の売り方はいかにも旧態依然としています。
このネットの時代に知られる努力をしていないのではないでしょうか?

1)自分の欲しい本が、近くの本屋にあるかどうかわからない。(分かれば買いに行くのに。。。)
2)ネットでも早くくるので1〜2日待つのは構わないけど、ぱらぱらと中を見ることが出来ない。
タイトルが面白そうで買ったけど、実際には想像と違っていた。。。

そういう事が解消出来るだけでも、もっと売れると思いますがどうでしょう?

出版、印刷業界は、まずリアル書店でもネット書店でも、デジタル化やIT化は、
もっと紙の本を買いやすくする為に進めるべき、と私は思っています。

まあ、1)についてはいろいろ事情もあるので、現実にはなかなか難しいとは思いますが、
でも、「経済産業省「コンテンツ緊急電子化事業」」(略称:緊デジ)なんかに何十億も使うくらいだったら、
出版物の流通販売統一データベース構築に使った方が消費者の利便性にもなると思うんですけどね!

出版デジタル機構もこれだけ(リンク先)の出版社が賛同しているんだったら、もっといろいろ出来るのに!
と思ってしまいますが、それも大人の事情でしょうか。

2)は「ちら見せ」という形でデジタルブックの利用が最近では増えてきていますが、
まだまだ数が少ないと感じています。

また単純にデジタル化するだけではなく、ソーシャルメディアと連携することで、
集客に何倍、何十倍もの効果が出る可能性があります。

私たちが「ツイシェアブック」でご提案しているのは、本当に売りたいものを知って
もらう為の、プロモーションツールとしてのデジタルブックの活用法です。

ソーシャルメディア、現時点ではFacebook、Twitterと連携することによって、
集客、広報に既存の使い方とは違う、様々な活用の可能性が広がってきます。

次回以降、プロモーションツールとしてのデジタルブックについて
具体的な使い方を詳しくご紹介して行きたいと思います。

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【参考動画】デジタルブックからFacebookへの投稿手順

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