スマホのプッシュ通知から考える

 テクノロジー, 雑感  コメントは受け付けていません。
1月 302014
 

スマートフォンを使っている方であれば、割と当たり前のように受け取っているプッシュ通知。

このプッシュ通知とは、アプリが起動していなくてもサーバーからアプリに対してリアルタイムに何らかの通知を送る機能のことですが、考えてみればPCが中心の時代にはあり得ないことでした。
起動もしていないアプリに対して、セキュリティをかいくぐってデータを送りつけてくるなんて、言葉は悪いですがハッキングに近いような話。
セキュリティ的にも難しいことで、基本的にユーザーは自分でアプリを立ち上げ、自分で情報を取りに行っていたのです。

しかしこれだけ情報が氾濫してくると全部を検索したり見に行ったりは出来ないので、それをサポートして教えてくれる存在が必要になります。

このプッシュ通知機能はiOS、Andoroid OSでは比較的早くから搭載された機能なんですが、実は私はこれこそがスマートフォンという常に肌身離さず持ち歩く端末の一番の強みではないかと思っています。

この機能は、実はネイティブ・アプリでなければ実現できず、スマホサイトではユーザーが来なければ知らせる事が出来ないのです。

となると、この「通知」という場所をいかに取るかが重要、というのが次の記事です。

 

現状、「単にスマホに情報提供したい」だけでもネイティブ・アプリを作りがちですが、その主要な理由の一つがプッシュ通知。

iOSもAndroidも、端末にプッシュ通知したければネイティブ・アプリを作らなければならない。

引用元: 「通知センター」というドル箱をめぐる争いになるか?〜ネイティブ・アプリ以外でもプッシュ通知を可能にするBoxcarやPushoverのような通知プラットフォームのとりうる戦略目標とその課題 – zerobase書き散らす.

 

最近話題のウェアラブル・コンピュータでは更に進化して、センサーで体や周囲の状況を検知、ネット上の情報と照らし合わせてユーザーに「通知」する、みたいな事が当たり前になって来るでしょうね。

どんな時に、どんな通知があれば便利なのか。「プッシュ通知」を起点にユーザーサービスを組み立てていくことと面白くて便利なサービスを思い付くかもしれません。

 

これはとにかく見てほしいです。

iPhone対応の名刺というと、何かアプリに取り込んでとか、
マーカーをカメラで撮影してみたいなイメージを持ってしまいますが、そういうのではなく。
少しおもちゃ的な遊び心も感じます。

名刺だけでなく、iPhoneアプリだけでもない。
両方を使いながら、「記憶に残る」という最大の目標を達成しています。

そして、さらに人に見せたくなるので、どんどん拡散してゆくという究極の名刺ですね。

名刺というと、最近はクラウド管理だとか、情報共有だとかでいろいろと進化していますが、基本的にはアナログな紙をスキャニングしてデジタル化した後に活用を考えましょうという発想だと思いますが、この名刺は実際の紙の名刺もアプリも両方使っているところが面白いし、可能性を感じるところです。

このアイデアというか発想、パクリたい  参考にさせていただきたいと思います!

 

これは、iOSアプリ開発者の堤修一さんのために制作した名刺です。名刺サイズがiPhone5Sの画面とほぼ同じ大きさにあることから、iPhoneの上に置いて使える名刺をデザインしました。

引用元: iPhone対応の名刺.

 

 

 

えー、これはもうただの趣味ですが。

星川です。
最近はPC立ち上げる時間も減ったし、そもそもいつも身近にあるMacBook Airにはドライブがないわけです。
たぶん最近のノートは無いのが多いですよね。

しかし、まだまだ資産としてもメディアとしてもDVDはあります。
かと言ってエンコードするまでのエネルギーはかけられない。

そういう時にこれはいいですね。プレゼンなんかにも使い道があるかもしれません。
ただ、そうやって衝動買いをして使わないパターンのやつも結構あるので、しばらくほとぼりを冷ましてみます。。。

 

「DVD借りてきたけど、TVとかパソコンの前にわざわざ移動して見るのめんどくせぇ。手元のiPhoneやiPadでみてぇ。」

そう思ったことないですか?僕はこれまで何度もそう思ってきました。しかし、そんなことができるガジェットなんてないだろうと。

「あー、そんなガジェットあったらいいのになー。」

と定期的にボヤきつつも諦めていたのですが、先日このガジェットを発見。しかも、なんと普通に1年前から発売されていたっていう。

引用元: 無線でDVDをiPhone/iPadで視聴できるLogitecのWi-Fi DVDドライブがメッチャ楽! | 和洋風KAI.

 
banna01

少し前のデータですが、スマホでアプリが2倍以上使われている、というお話。

アプリのみに絞り込むと、利用者は2745万人、利用時間は31時間27分。ウェブサイトのみに絞り込むと、訪問者は2676万人、訪問時間は13時間9分となり、アプリの利用時間がウェブサイトの2倍超となっている。

引用元: スマートフォン、アプリの利用時間はウェブサイト訪問時間の2倍 – CNET Japan.

 

要するに、スマホのブラウザを立ち上げてネットを使っているか、アプリを使っているか、ということです。
もちろんゲームもアプリに含まれていると思いますが、この記事ではLINEが1位になってますね。

私自身もPCとは違い、スマホでは必要なアプリを立ち上げて記事を見たり、その中のリンクからWEBブラウザに飛んだり地図アプリに飛んだりというパターンですが、みなさんはいかがですか?

東京の電車を利用される方には何を今さら・・・と 言われるかもしれませんね。周りを見れば感覚的には半数以上の方がスマホを取り出し、かく言う私も電車に乗り込めば、このすきま時間にと上のようにメールやSNS、ニュースのチェックを始めます。

この情報の流れ方の中に、いかにして拾われる情報を発信してゆくか。
そうした情報の受発信の起点になっているのが、スマホアプリというのは実感としても当然と言えます。

 

アプリはリアルに向いている?

特にBtoCでビジネスをしている方には告知・集客は切実な問題だと思いますが、実はスマホのアプリは、リアルに店舗を構えて直にお客様と接している商売の方には非常に良いツールと考えています。

なぜか。

実はアプリはまず最初にダウンロードしてもらうのに、工夫と労力とノウハウが必要です。多くの方がここで苦労します。

がんばって企画して予算をとって素晴らしいアプリを作ってもダウンロードされなければ、残念ながら何の意味もありません。実は世間に広めて知ってもらうのに、作るのと同じか、またはそれ以上に予算は必要になっていくのです。この点はWEBサイト制作と似ていますね。完成したところからが実は始まりなんです。(← まずは低価格でオリジナルアプリを始めていただきたい理由の一つでもあります)

しかし、リアル店舗でビジネスをしていれば、目の前にお客さんがいて接点を持つチャンスがあります。壁の張り紙でも、メニューの横にでも、または簡単なチラシでも良いです。ネット上の施策と同等以上の効果があるかもしれません。大事なことは、お客様か見込み客がすぐそばにいる、ということです。

 

そうやってまずは近隣のお客様からリピートを狙い、口コミをもらう仕掛けをしてソーシャルで拡散していく。

クーポンなどお得になるサービスをセットにすれば、最初のダウンロードのハードルはそれほど高くないはずです。

 

後はいかに継続して魅力を届けられるか、ということですが、
実はスマホアプリの場合、ここに超強力な機能があります。

それが「プッシュ通知」という機能で、個人的にはこれだけでもアプリを使う意味があると思っています。

プッシュ通知についてはまた次回に。

低価格オリジナルアプリの制作はこちら

 

 

 

H&Mのプロモーション事例から。
サイネージ的なところとソーシャルメディアと、テクノロジーもうまく使ってます。

最終的に抽選で事前予約して最新作が買える!っていうところがミソですね。
やっぱりツイートするモチベーションは必要。

あと、ソーシャルってそれによって自分がどう見られるかって部分も大きいけど、その辺も上手にくすぐってる気がしますね。
実物を見てみたい!見たらやっぱりツイートするだろうなあ。

実はこのガラスには仕掛けが施してあり、通りがかった人がツイートすると、15秒間だけガラスが透明になり、中に展示してある服が見えるようになっています。

引用元: ツイートすると15秒間だけ最新作を公開!ファッショニスタの心理を突いたH&MのPR (1/1):MarkeZine(マーケジン).

 

1月 052014
 

gigazineの記事から

『印刷した紙をiPhone用のキーボードにできるアプリ「Paper Keyboard」を実際に使ってみました。』
http://gigazine.net/news/20131229-paper-keyboard/ 

paperkeyboard

iPhoneの弱点は長文の入力に困ること。

なので、私もBluetoothの外付けキーボードを持っていますが、折りたたみタイプとは言えiPhone本体よりも大きいので、どうしても持ち歩く機会が少なくなってしまいます。

で、必要な時に持ってない!という事態に。

そんな時でも、これなら役に立つかも。。。ぜひ、日本語が使えるようになってほしいところです。

iPhoneのカメラを使って他のデバイスの代わりをさせるというこの発想で、他にも考えられるかもしれませんね。

動画はこんな感じ。

Paper Keyboardで文字入力するとこんな感じ

2014年あけましておめでとうございます。

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1月 012014
 
初日の出

2014first_sun_rise

あけましておめでとうございます。
レヴァンテ星川です。

今年は改めてブログを再開したいと思います。
よろしくお願いします。

2014年のテーマは、
「スマートフォン ファースト」。

スマートフォンの進化は速く生活の中にどんどん入ってきています。
ここにどんなサービス、コンテンツを提供して行けるか。
私たちなりに考えて行きたいと思っています。

そして、
個人的に2つ目は、
「やり尽くす」ということです。
昨年はやりたくても出来ていなかった事、トライも出来ずに終わってしまった事がいくつかありました。
我々のように小さな会社がそれをやっていては、伸びていくことは出来ません。
今年の年末には全て「やり尽くした」と言えるように頑張ります。

みなさま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

6月13日、ヤフーがツイッターの投稿を検索できる「リアルタイム検索」を強化したという発表がありました。

「リアルタイム検索」自体はちょうど1年前の2011年6月14日にリリースされています。それ以前はGoogleの「リアルタイム検索」を使っていた方もいたと思いますが、GoogleとTwitterとの契約終了によりこの機能がなくなってしまいました。変わってTwitterと契約したヤフーが始めたのがヤフーの「リアルタイム検索」です。

そう言うと、「今でもGoogleでツイッターの投稿が検索出来るじゃない?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、「リアルタイム検索」はデータの新鮮さと量が圧倒的に違います。

少し細かくなりますが、検索エンジンにどのように表示されるかを説明します。
検索エンジンは、「クローラー」と呼ばれるロボットを定期的にネット上に巡回させて、サイトの情報を収集します。簡単に言えば、検索エンジンのデータベースにWEBサイトをコピーして蓄積していきます。そして蓄積したデータから独自の判断基準に基づいて表示順位を決定しているのです。

「クローラー」に見つからなければ、当然検索結果には表示されませんし、判断基準に合わなければ上位に出てくることはありません。
また「クローラー」というロボットが理解しやすいサイト構造と、しにくい構造があり、発見されたからといって必ず登録されるという訳でもないのです。
ですからWEBサイトの構造と内容・運用によって、サイト公開・更新してから検索結果に表示されるまでの期間は、早くて1日から数日、通常1週間から2週間、悪ければ表示されない、という事になります。

これをなるべく早く上位に表示させるようにサイト構造や内容、運用を工夫するのがSEO(検索エンジン最適化)です。
このやり方で正しいSEOとずるいSEOがありますが、ずるいSEOをやっていると全く表示されなくなる可能性もあるので、気をつけて下さいね。

で、Googleなどで過去のツイッターの投稿が表示されるのは上のようなプロセスの結果ですが、「リアルタイム検索」はTwitter社から直接データ提供を受けていますから、正に「今」の情報をオリジナルデータから検索出来るという点で全く違うものなのです。

このリアルタイム検索で、今回強化されたのは 次の2点です。

  1. データの保持期間を従来の7日間から30日間に延長した。
  2. 検索したキーワードに関するツイートの数を時系列でグラフ表示。

私はこの1.の30日への延長が、実はかなり大きい可能性を持っているのではないかと思っています。
ツイッターは情報を得るには非常に良いツールですが、難点はツイッター自体の日本語検索が弱くたまたま目にした情報でなければ伝わらないという面がありました。
これは情報を発信する側から見れば、うまく拾われてRT(リツイート)されれば広く拡散されて大きな効果を発揮するんですが、拾われなければ無駄な発信になってしまいます。
この投稿ノウハウが必要なこともありツイッターは今ひとつ情報発信ツールとして十分に活用されてこなかった面もあると思いますが、リアルタイム性に加えて30日というアーカイブ性が加わるのであれば情報発信の手段として見直しても良いのではないでしょうか。

当然この「リアルタイム検索」が使われるということが前提にはなりますが、ぜひ一度使って見てください。

http://search.yahoo.co.jp/realtime

私は非常に便利で面白いと思います。ニュースなどで気になった言葉を検索した時に、やっぱり「今」どんな意見が交わされているか知りたいですよね?
また話題の商品やサービスなんかも中々ドンピシャ(古!)のページが出てこなくてイライラする事もあるかと思います。これだけ情報の流れが速くなっている時代に実は検索のシステムはついていけていません。検索で出てくるのは「今」ではなく少し古い何日か前の情報なんです。

これを先のSEOの観点から見ても、今までのSEO対策だけでは不十分なことが分かります。
「WEBサイトの情報はしっかり更新したから大丈夫!」と思っても、リアルタイム検索では表示されません。それが検索サイト上で表示されるのは何日か、または何週間後なのです!
それでもユーザーにとって、有益な情報でいられるでしょうか?もしかしたらツイッターで見た他社の最新商品を購入してしまった後かもしれません。
だからこそ既存の検索行動へはしっかりと対策した上で、ソーシャルメディアに対しての情報発信とSEOについても検討しておく必要があるのです。

ご存知の通り、ソーシャルメディアの普及に伴って情報の取り方、拡散の仕方が大きく変わってきています。一部でニュースになるような面もありますが、ソーシャルメディアが生活に深く関わりコミュニケーションツールの一つとして今後も使われていく事も間違いありません。スマートフォンの普及もこの流れに拍車をかけていきます。この新しいメディアに対してどのように自社サービス、商品を発信して行くか、これを機会に考えてみてはいかがでしょうか。

Yahoo!検索スタッフブログ
http://searchblog.yahoo.co.jp/2012/06/realtime_search_graph.html

ツイート検索が便利になるYahoo!リアルタイム検索2つの新機能(NAVERまとめ)
http://matome.naver.jp/odai/2133957494114838901

中国四川省の経済協力セミナーに参加してみた

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5月 312012
 

こんにちは。レヴァンテ星川です。

2012年5月29日(月)、ホテルオークラ東京で行われた中国四川省の経済協力セミナーを紹介していただいて参加して来ました。

四川と聞くと、恥ずかしながら四川料理くらいのイメージしかなくて(痺れるような辛さの麻辣!)、一度は行ってみたい世界遺産の九寨溝とか、実はパンダの生息地であることも今回初めて知りました。まあ、九寨溝やパンダ自体は知っていても、四川省自体に特に興味がなかった、というのが正直なところです。

で、今回のセミナーの主旨ですが、四川省の経済・文化、投資環境を紹介して日本の企業の誘致や投資を呼び込もうというもので、いかに四川が今後経済発展の可能性があり投資先として素晴らしいかという説明会と、その協力プロジェクトの調印式が行われました。

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まず、会場に入って驚いたのは、四川省側のメンバーと人数!

四川省政府の副省長はじめ政府代表団と、各市や県の代表や民間企業を合わせて名簿にあるだけでも150人。他の関係者も入れるともっと多いと思いますが、一つの省の説明会として想像していた規模を遥かに超えていました。それもそのはず、もらったパンフレットには、このセミナーだけでなく、東京、大阪、広島の各地でいろんなイベントが企画されていて、気合いの入り具合がしっかりと伝わってきます。

このパンフレットに、ちょっと気になった写真が一点。
写真の転載はしませんが、パンフレットにこんな感じの写真が!「四川茶芸 画像

あっ! これ5月27日のイッテQで手越君が挑戦していたヤツだ!
見てない方はすみません、現地まで行って18式の茶芸を習得するという企画です。
その時は、ただ器用だな~と見ていただけでしたが、なるほど、こんなトコまでつながってたのか~、、、まあ、たまたまかもしれませんが、タイミングもあって妙に納得してしまったのでした。

説明会の内容についても資料を見る限りでは確かになかなか魅力的です。
特に首都である成都から上海や香港など沿岸部の各都市とつながった鉄道コンテナ専門線路があるとか、ヨーロッパ行きの貨物列車路線があるなど全方面でしっかりPRされているのは感心しました。やっぱり繋がっているのは強みですよね。このようなイベントはおそらく日本だけでなく各国主要都市では開催されているでしょうから大変な労力です。

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弊社もご多分に漏れず中国・アジアには注目しているのでこのように勉強させていただいているのですが、為になったお話とは別にいろいろと思うことがありました。

1.日本はこんな風にちゃんとPR出来てるんだろうか?

今後の日本が非常に厳しい状況にあって、海外への進出、移転、販売が盛んに言われています。
よく話題に出る工場の海外移転に加えて、これからは以下のブログに書かれているような本社機能の海外移転という事態も確実に進行して行くでしょう。実際に総務・経理系は海外へアウトソーシングしているという話は珍しくないですし、クラウドによるWEBサービスになれば基本的にはどこで業務しようが関係ありません。

「日本から本社が消える日」
http://agora-web.jp/archives/1460221.html

確かに日本は、資源もなく国土も狭く、少子高齢化、年金問題、加えて地震や放射能の不安など、、、不利な条件、解決しなければならない課題がいっぱいあります。特に今まで日本を引っ張って来てくれた自動車産業や家電に今後期待することは難しい。だからこういう業界では合理的に考えれば海外を拠点にした方が良いという判断も当然あると思いますが、でもそれが出来ない企業も、したくない企業も当然いっぱいありますよね。個人レベルでも。

だったら、「オラが村」のレベルではなくて、「世界の中の日本」としてどうやって生き残っていくか、もっと必死で考えないと、と思います。そういう視点で今回のようなPRを見た時に、日本はどこまで必死でちゃんとアピール出来てるのかな?と。アピールという意味では政府・自治体の役割かもしれないけど、グローバルで見た時の自分たちの価値ってなんだろう?っていうのは個々の話。

京都、富士山、秋葉原以外にも、日本には魅力もいっぱいあると思うんですよね。抽象的だけど人の温かさとかというのも含めて。そういうものをうまく伝えたり産業として育てていくことによって、日本を出ていかないという選択肢、また日本に企業、産業を誘致するような選択肢は出来ないのかな?とぼんやり思ったりします。まあ、相当理想論というか妄想に近い話かもしれませんが。

2.魅力を創る、育てる、伝える、来てもらう努力。
出来てるかな?

そういういろんな魅力を、創る努力、育てる努力、伝える努力、海外からの投資や企業誘致をする努力。
たぶん今までの古い価値観では見えない、新しい魅力があるはずなんです。
また、それを創っていかなくてはいけない。
もっと出来ることはないんだろうか。
その日本的価値を伝えることによって、何か光が見えてこないだろうか。

ふるまいよしこさんの記事を読みながら、そんな事も考えたのでした。
とても共感しました。ぜひご一読をオススメします。

「文化交流の本質とは何なのか」
http://www.newsweekjapan.jp/column/furumai/2012/05/post-506.php

その中で、僕たちが出来ることは何だろう。
いろいろアイデアはあります。考えてトライして行きたいと思っています。

↓資料と一緒にもらったパンダのピンバッジです(^_^)
「大熊猫胸針」

5月 172012
 

レヴァンテの星川です。

虚構新聞の5/14の記事を巡ってネットユーザー周辺でざわざわいってるので、
ちょっと乗っかって書いてみます。

話題になっているのは、以下の記事

「橋下市長、市内の小中学生にツイッターを義務化」
http://kyoko-np.net/2012051401.html

これを見て、だまされたと騒ぐ人、
こんなのに騙されるのはバカだ、と批判する人、
その批判に反論したり、意見したりする人が出てきて、
ちょっとした祭りになっている。

中には騙すつもりであれば、それほどネットに詳しくない人にもこの記事は嘘であると、
誰でもはっきり分かるようにタイトルに「嘘」と明記しろ、という意見もある。

どちらの意見にも、冷静な人もいてなるほどと思う意見もあるのだが、
総じて、情報リテラシーについての見方で、いわゆる情弱と言われるような、
情報を扱うのに苦手な人に対する情報発信側のあり方や、逆に今の時代の情報の受け取り方みたいな
話になっているように感じる。もちろん隈無く見て回った訳でもないですけども。

ただね、個人的には、僕はこう思うんですよ。

「騙されたって言ってる人は、ホントに記事読んだのかな?」って。

正直に言えば、僕自身も上から2ブロックくらい読んだところまでは、
「また橋下さん、無茶なこと始めるなー、まあ話題目的で言ってるだけかなー」と思いました。
その時点では、まださもありなん、と思っていた訳です。

でも、

 条例案では、週に1時間程度「ツイッター学習の時間」を設け、ツイートの方法や、フォロー、リツイート、ブロックなど基本的な使い方を指導するとともに、毎日最低1回のツイートを義務付ける。また橋下氏のアカウント(@t_ishin)を必ずフォローすることも定めている。

このあたりから、おかしいな、と。

大阪だけ週に1時間「ツイッター学習の時間」なんて出来るか?
毎日最低1回のツイートを義務つけるって、そんなコト出来たら勉強さすのも苦労せんでしょ。
大体、パソコンか携帯ないとツイッター出来ないのに、義務づけてそれどうすんのよ?

いや、実際には「ん?!」くらいで、後はニヤニヤしながら読んだんですけども。
まあ、こんなのあり得ないでしょ。

今回のツイッター義務化について、識者からは「ツイッターを橋下市政のプロパガンダの道具に利用しようとしている」との批判の声も挙がっている。これに対し橋下氏は「あきれるほどの机上の空論。識者とかいう連中は政治の現場を分かっていない。よって批判する権利などない。はい論破」と、学者相手に用いるいつものレトリックで反論した。

この部分も、なんの論破にもなってないし。
「いつものレトリック」ってのも笑えます。

一通り読めば、「え、なんかおかしくない?」って感じる。

これは、情報リテラシーの問題ではありません。
ネットに詳しいとか詳しくないとかでもない。
そして、たぶん読解力の問題でもない。

だから、拡散しちゃった人とか釣られて怒ってる人は中身読んでないんじゃないかと。たぶん。

ちゃんと読めば、タイトルに「嘘」と入ってなくても、虚構新聞の存在を知らなくても、
おかしいなって分かるレベルのふざけ方だと僕は思うんですよ。
この程度で引っかかるなら、新聞でもテレビでも簡単に騙されるし、
詐欺なんかだったら、もうイチコロではないかと思います。

だからおそらく、中身は読まずにタイトルだけでリツイートして拡散させちゃってる。

そういうやり方が、無意識にでもデマを拡散させる危険性があることを考えれば、
「こんなのに釣られて情弱だ、バカだ」っていうよりは、
「中身も見ずに拡散しちゃうのは無責任だ」って言う批判の方が正しい。と僕は思う。

大手メディアだって、政府だって平気で嘘もつけば、ごまかしも情報隠蔽もやる。
そんなコトは2011年 3月11日以降、嫌ってほど僕たちは味わってきたじゃないですか。

大手新聞が報道→企業広報が否定→結局、うやむや。。。みたいなパターンを、
ホントにリークですっぱ抜かれたんですかって聞いてみたい。

嘘だったら嘘って言え、大手新聞だったら嘘じゃないっていう感覚はもうホントに捨てないと。

これから、ますますコンテンツはマイクロ化して拡散される流れになってくる。
(以前のエントリー)

拡散される為には、キャッチコピーが大事になってきます。
そうすると、必然的に今回のようなコトが多くなってくるでしょう。
それを避けるには、ちゃんと内容を確認して、怪しければ上流のソースにあたるって作業が必要になる。
これから、日本はいろいろ大変な事が増えてくるでしょうが、
誰が嘘言ってるのか、どんな背景でこのニュースになってるのか、気にしなきゃ!
でないと、ちゃんとした政治家も選べませんよ?!

だから、今回の虚構新聞は、ツイッターを含めたそういうメディアの危うさみたいなモンを教えてくれてるような気がする。身をもってね(笑)。
そのためには実名で実際の写真を入れて限りなくリアルに近づける必要があると思います。

しかも、ツイッター義務化というネタで大手メディアの適当さをいじりながら、
記事自身がリツイートで話題になるという狙ってやってたらものすごく華麗なネタになってるような気がするんですが、どうでしょうか?

社主さんもこの流れはまんざらでもないんじゃなかな〜。

ということで、虚構新聞さん益々がんばってください!!

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